ハリー・ポッターと秘密の部屋

●702 ハリー・ポッターと秘密の部屋 2002

 魔術学校での1年を終えたハリーは叔母の家で夏休みを過ごしていた。そこへドビーが現れホグワーツに帰ってはいけないと忠告する。そのドビーが去り際にしたいたずらによりハリーは部屋に閉じ込められてしまうが、ロンが空飛ぶ車で助けに来てくれる。

 ロンの家で新学期の通知を受け取ったハリーは準備のためロンたちとダイアゴン横丁へ。そこでホグワーツの新しい先生であるロックハートと出会う。

 ハリーたちはいつも通り汽車に乗るために駅へ行くが、ホームに行けなかった。そこで空飛ぶ車でホグワーツへ向かう。その姿をマグルに見られたため、ハリーたちは罰を受けることに。罰としてロックハートの仕事の手伝いをしていたハリーは謎の言葉を聞く。その言葉の主を探して学内を歩いていると、猫が石に変えられてしまった現場に出くわす。そこには秘密の部屋が開かれたというメッセージが残されていた。

 その後も生徒が石に変えられてしまう事件が続く。ハリーはロンやハーマイオニーとともに秘密の部屋の謎を調べるため、スリザリンのドラコから話を聞こうとし、ハーマイオニーが変身薬を作ることに。しかしドラコは秘密の部屋に関わりはないことが判明する。

 ハリーはトイレで日記を見つける。それはリドルという人物が残したもので、その日記のおかげでハリーは50年前に秘密の部屋が開かれた事件を知る。その後も生徒が石に変えられる事件が続き、ハーマイオニーも石になってしまう。50年前の事件に関係していたハグリッドがアズカバンの監獄へ送られることに。透明マントでハグリッドに会いに行っていたハリーたちは、ハグリッドの言葉から森の蜘蛛アラゴクに会いに行くことに。アラゴクから50年前の事件の被害者がトイレにいる嘆きのマートルだと知ったハリーは彼女に話を聞こうとする。

 ハリーはハーマイオニーが握っていたメモから秘密の部屋の怪物の正体を知る。さらにハリーたちはロンの妹ジニーが怪物に連れ去られたことも知り、ロックハート先生とともに嘆きのマートルの話を聞く。そしてトイレに秘密の部屋への入り口があることを突き止め、秘密の部屋へ。

 そこにはジニーがいたが、リドルもハリーを待っていた。リドルは50年前の記憶であり、正体はヴォルデモートだと話す。ハリーは部屋にいた怪物と戦うことになるが、グリフィンドールの剣で怪物を倒す。さらに日記を攻撃することでリドルも倒す。

 全ての事件が解決し、ダンブルドア校長も復帰する。事件はドラコの父ルシウスの仕業だった。ルシウスの奴隷だったドビーもハリーの機転で解放される。石にされた生徒たちも元の姿に戻り、ハーマイオニーもハリーたちと喜び合う。ハグリッドも監獄から釈放され、ホグワーツに平和が戻った。

 

 大ヒットシリーズの第1作を先週観たので今週第2作を観賞。ところがTV放映されたものはカットありだったと鑑賞後に判明したので、Amazonで正式なものを観ることに。

 

 話は本作も前作と同様、主人公の3人組がホグワーツの謎を解くというもの。そのきっかけが、罰を受けたハリーが謎の声を聞いたこと、というのがちょっと面白い。ただそのことがきっかけとなり、ハリー自身がある疑いをかけられてしまう、というのは必要だったのか。前作との違いを作るために無理無理疑いをかけられたように感じてしまった。

 人気のある?サブキャラ、ドビー登場。前作のCGは20年前ということもあり少しレベルが低いと感じたが、本作のドビーはその表情や仕草など20年前のものとしてよく出来ていると思う。何度か登場するドビーがラストで奴隷扱いから解放されるのが、本作一番のカタルシスか。

 前作にも書いたが、このシリーズについては娘がファンで昔からTV放映を横目でチラチラと観ていたので、本作で初登場?のロンの妹が後にハリーと付き合うことになるのは知っている。正直、ハリーはハーマイオニーと付き合うのだろうと思っていたので、それを知った時には少し驚いたが。それでも本作のラスト、石にされた彼女が復活しハリーたちの元へ駆け寄った時に、ハリーとはハグするのに、ロンとはハグしないのは何故なのよ(笑 シリーズのファンである娘に理由を聞いたがよくわからなかった(笑

 

 シリーズ第1作、2作と観て、このシリーズがハリーとヴォルテモートとの戦いがメインであるのがやっと理解できた。シリーズ終盤であれだけ恐ろしい敵となる彼がまだチョロいのはお約束か。次週第3作も放映されるらしいので、それも観てみることになりそう。