マスク・オブ・ゾロ

●069 マスク・オブ・ゾロ 1988

 1821年スペイン領だったカリフォルニアの総督だったラファエルはサンタアナ反乱軍が来る前に農民の処刑をすることでゾロをおびき出そうとするが、ゾロは見事に農民を救出しラファエルの首にZの傷をつけ去っていく。

 しかしラファエルはゾロの家を見つけ彼を逮捕しようとし、決闘となる。そしてゾロは逮捕されゾロの妻が殺され、子供エレナは連れ去られる。

 そして20年後。20年前にゾロの活躍を助けたムリエッタ兄弟は山賊となっていた。彼らは軍に追われ捕まりそうになり、兄は自殺する。一方ゾロは牢に囚われていたが、ゾロ探索の騒動を利用し見事に脱出する。ラファエルがカリフォルニアに戻って来る。ゾロはその場でラファエルを襲おうとするが、エレナがそばにいるのを目撃し断念する。

 ある日酒場で兄弟の弟アレハンドロはゾロを再会する。アレハンドロはゾロの元で剣の修行をする。アレハンドロはラファエルの屋敷に忍び込み、エレナと会い、馬を盗み出す。しかしゾロはそれでは単なる馬泥棒だと非難し、気品が足りないと教える。

 二人は正装しラファエルのパーティーに参加する。アレハンドロはエレナとダンスを踊る。ラファエルは地主たちにカルフォルニア独立国を宣言、翌日地主たちを採金場エルドラドに案内する。ここで得た金でサンタアナ軍から国を買い取ると。一方エレナは町の市場に散策に出るが、地元民から母のことを聞かされ、自分の知っていることと違うため困惑する。

 ラファエルはゾロが現れたことを知り、軍に探索するよう命じる。もし金のことがサンタアナ軍に知られれば皆殺しにされると恐れていた。アレハンドロは屋敷に忍び込みエルドラドの地図を盗むが、エレナに見つかり剣の勝負となる。またゾロも屋敷に忍び込みラファエルの前に姿を現わす。エレナを前にして本当のことを話させようとするが捕まってしまう。その牢にエレナが来てゾロを助け出す。

 ラファエルは部下にエルドラドの証拠をなくすため、採金場を爆破しそこで働く人間たちを殺すよう命じる。ゾロとアレハンドロが採金場へ向かう…

 

 昔アランドロンのゾロを見たことがあるが、これは全くの別物。新旧のゾロが登場する話になっている。既に銃のある時代だが、大事な?決闘は全て剣で行われるところはかっこいい。採金場でのアクションシーンというのもなかなか見もの。

 でも一番すごいのはやっぱりアンソニー・ホプキンスかな。途中まで全く気づかなかった。日の名残りの執事とは全く異なる役柄だが、初代ゾロのかっこよさが存分に表現されている。一昔前のヒーローものだが、やっぱり格好いい。