ブレードランナー2049

●469 ブレードランナー2049 2017

 2049年ロス。タイレル社が生産していたレプリカントは人間に対し幾度も反乱を起こしたため、タイレル社は倒産、新たにウォレス社が安全な新型レプリカントを生産し、タイレル社が生産した旧型は解任(排除)されることに。

 ロス警察の刑事Kは新型レプリカントであり、その役割を与えられたブレードランナーだった。Kは農場で働く旧型を排除、その際彼の庭の木の根元から女性の遺体が発見される。それは旧型レプリカントで出産の跡が認められた。Kは上司から事件の抹消を命じられる。

 Kはウォレス社のデータから、女性がレイチェルでブレードランナーであったデッカードと愛し合う仲だったことを知る。Kはレイチェルが発見された木の根元で6-10-21という日付を見つける。それはKに植えつけられた記憶にある木製の馬の玩具にあった日付と同じ日だった。Kはデータから同日に出生した男女の記録を見つける。Kは自身の記憶にある孤児院へ行き木製の馬の玩具を見つけ、自分がレイチェルの子供であると確信する。

 ウォレス社社長はレプリカントの生産が追いつかないことから、レプリカントの生殖技術に興味を寄せ、レイチェルの子供を探すように部下のラヴに命じる。ラヴはKの上司を殺害し、Kの居場所を探索する。

 Kはレプリカントの記憶を作り出すステリン博士を訪ね、自分の記憶を見てもらう。ステリン博士はKの記憶を見て憐れむ。Kは玩具の木の成分を調べその出どころを調べる。そして廃墟と化したラスベガスへ。そこでKはデッカードと出会う。そこをラヴが襲いデッカードを連れ去ってしまう。

 Kはレイチェルたちを匿ったフレイザと出会う。彼女たちはレプリカント解放同盟の人間だった。フレイザはレイチェルの子供は女性だとKに話し、その女性を守るため、デッカードの口を封じるために彼を殺すことをKに依頼する。

 デッカードはウォレス社社長から子供のことを聞かれるが答えなかった。ラヴがデッカードを連れていく。Kはデッカードを追いラヴを戦い、倒す。Kはデッカードをステリン博士に会わせることに。彼女こそがデッカードの娘だった。

 

 前作鑑賞から約2ヶ月後に続編を観ることに。

 前作から30年後の世界、その世界観を守ろうとした意欲はわかったが、期待はずれ。VRの彼女だったり、その彼女が現実の人間(レプリカント)と同一化?したり、昔のエンターテイメントがVRで体験できたり、とCGを頑張ったのはわかるんだけど…

 映画の尺が長いのも気になった。160分強の長さは本当に必要だったのか。その割にストーリーでついていけない部分も多かった。レプリカントの生産よりも生殖の方が早い?安い?レプリカントの子供が成長するということなら、時間とコストはどうみても生産した方が良いでしょ(笑 ステリン博士が実の子供だったというのも、どこかに伏線があったのかしら?どんでん返しにはそれなりの説明が必要だと思うんだけどなぁ。

 大傑作の続編を作りたいのはわかるけど、映像的な面白さだけ、だったかな。