ロミオ&ジュリエット

●653 ロミオ&ジュリエット 1996

 有名な原作とストーリーは同じ。1968年の映画のあらすじはこちら

 

 舞台が現代になっているが、基本的なストーリーはもちろん、有名なセリフなども原作と同じ、と思われる。原作を読んでいないのでよくわからないが(笑

 

 激しいカメラの切り替わり、多彩な色の使い方、など後年ディカプリオが主演した「華麗なるギャツビー」を彷彿とさせる。とにかく派手。もう一つ感じたのは、古い時代設定の原作を上手に現代に持ってきたな、という印象。剣による闘いだった時代を拳銃が当たり前の現代の設定にしているが、結局相手を殺してしまうのはナイフ、というあたりや、逃亡するのに車を使ったり。ロミオが手紙を読まないのが、配達人が手紙を車のドアに挟んだためだったり。

 セリフをそのまま使用したり、大事な部分を原作に忠実に作っているので、若干違和感はあるが、それでも若いディカプリオがとにかく美しくカッコ良い。この翌年タイタニックでスターになるのは当然かと。

 

 有名なストーリーなので安心して観られたこともあるが、やりようによっては古き原作も良い映画にすることができるというお手本かな。後年、同じようなことをして失敗したと思われる作品も多いけれど(笑