本 2022

夫婦 山本周五郎テーマ・コレクション 山本周五郎

●夫婦 山本周五郎テーマ・コレクション 山本周五郎 山本周五郎の小説の中から、「夫婦」をテーマにしたものを縄田一男氏が選んだ短編集。以下の7編からなる。 「おれの女房」 平野又五郎は売れない絵師で酒ばかり飲んでいた。ある日妻のお石は又五郎が描きかけ…

名もなき花の 吉永南央

●名もなき花の 吉永南央 前作「その日まで」の続編で、シリーズ第3作。コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の76歳の女主人、杉浦草が主人公。彼女の周りで起きる問題を彼女が解決していく短編集。以下の6編からなる。 「長月、ひと雨ごとに」 草の小蔵屋にコーヒ…

スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー 友井羊

●スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー 友井羊 前作に続きシリーズ第3作。フリーペーパーを作る会社に勤める理恵がスープがメインのお店しずくに通うようになる。その店の店主である麻野が探偵役となる短編集。以下の5編からなる。 「似てい…

弔辞 ビートたけし

●弔辞 ビートたけし 2020年のタケちゃんの新刊。「あのころのテレビ」「人間ってやつは」「お笑いの哲学」「さよなら古い世界」の4章立て。 タケちゃんは冒頭で以下のように述べている。 『俺自身が生きているうちに別れのメッセージを伝えておこうと考えた…

スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ 友井羊

●スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ 友井羊 前作に続きシリーズ第2作。フリーペーパーを作る会社に勤める理恵がスープがメインのお店しずくに通うようになる。その店の店主である麻野が探偵役となる短編集。以下の4編からなる。 …

書店ガール2 碧野圭

●書店ガール2 碧野圭 前作の続編。前作ラストで店存続のために力を合わせ頑張った理子と亜紀だったが、残念ながらペガサス書店は閉店となり、二人は一緒に新興堂書店吉祥寺店へ転職する。 新興堂書店は福岡に本店を持つ書店で、理子は店長となり、亜紀は文芸…

その日まで 吉永南央

●その日まで 吉永南央 前作「萩を揺らす雨」の続編で、シリーズ第2作。コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の76歳の女主人、杉浦草が主人公。彼女の周りで起きる問題を彼女が解決していく短編集。以下の6編からなる。 「如月の人形」 散歩コースにあるアパート…

ひとり酒の時間 東海林さだお

●ひとり酒の時間 東海林さだお 「ひとりメシ超入門」に続いて東海林さんのエッセイ。こちらも過去のエッセイのアンソロジー集のようで、「ひとり酒」をテーマにチョイスされたエッセイが集められている。「ひとりメシ超入門」とかぶるエッセイもあったりする…

スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 友井羊

●スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 友井羊 フリーペーパーを作る会社に勤める理恵がスープがメインのお店しずくに通うようになる。その店の店主である麻野が探偵役となる短編集。以下の5編からなる。 「噓つきなボン・ファム 」 会社での残業終わりに理恵のポ…

鬼平犯科帳(一) 池波正太郎

●鬼平犯科帳(一) 池波正太郎 ドラマ「鬼平犯科帳」の原作の第1巻。以下の8編からなる。 「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」。 吉右衛門さんが亡くなり喪失感があったこ…

萩を揺らす雨 吉永南央

●萩を揺らす雨 吉永南央 コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の76歳の女主人、杉浦草が主人公。彼女の周りで起きる問題を彼女が解決していく短編集。以下の5編からなる。 「紅雲町のお草」 店の客から聞いた話が気になり店の近所のマンションの部屋の様子を探…

書店ガール 碧野圭

●書店ガール 碧野圭 ペガサス書房吉祥寺店に勤める正社員の理子と亜紀。アラフォーで独身、副店長の理子と新婚で27歳の亜紀は何かにつけ仕事上で反発しあっている。 亜紀の結婚式シーンから小説はスタート、亜紀は、昔の彼氏の噂から理子にお祝いを突きかえ…

信長と秀吉と家康 池波正太郎

●信長と秀吉と家康 池波正太郎 「あの」池波正太郎さんが信長秀吉家康について1冊の小説にしていると気づいて選んだ1冊。リレー形式で3人の歴史を小説化している。ただしボリュームとしては、信長120ページ、秀吉100ページ、家康50ページ、といったところ。…

ひとりメシ超入門 東海林さだお

●ひとりメシ超入門 東海林さだお 年末に読んだ「ヒマつぶしの作法」に続いて、年末年始は東海林さだおさんということで(笑 週刊朝日のエッセイの中からの選りすぐりということで、2020年発行にもかかわらず、過去の作品からもピックアップされている。 30年…