みをつくし料理帖 の検索結果:

あきない世傳 金と銀 源流篇 高田郁

…幸のことを考える 「みをつくし料理帖」シリーズの著者の新シリーズ。「みをつくし」シリーズを半年前に読み終え、新しいシリーズに手を出すことに。 「みをつくし」が1冊目から波乱万丈な主人公澪の人生を描いていたのに対し、本作は主人公幸の幼少7歳の時から13歳までを時系列で描いている。「みをつくし」では途中で澪と野江の幼少期の思い出やご寮さんとの出会いなどを回想として描いており、少しずつ澪の謎?が解かれていく感じだったが、本作では時系列で話が進んでいく。 かと言って展開が平凡なわけで…

江戸戯作草紙 棚橋 正博

…月ほどハマっていた「みをつくし料理帖」に登場した清右衛門の職業である「戯作者」を調べていて知った本だったが、江戸時代にこんなに面白い本があったとは。絵と文章で見せる形は、まさに日本のマンガの原点である感じがするし、内容もSF、ファンタジー、パロディなど、現代の流行を先取りしていると言って過言ではない。 原本のト書きやセリフなどを現代語に訳し、絵の中に入れたものを作ればもっと読む人が増えるのではないだろうか。ただ、多用されるダジャレなどは、その背景がわからないと(本作では解説し…

花だより みをつくし料理帖 特別巻 高田郁

●花だより みをつくし料理帖 特別巻 高田郁 「みをつくし料理帖」シリーズ完結から4年後の世界を描いた特別編。澪と野江がいないつる屋、小野寺和馬の結婚生活、野江の店淡路屋の話、澪と源斉夫婦の話を描く。 以下の4編からなる短編集。 花だよりー愛し浅蜊佃煮 種市は化け物稲荷で水原東西と出会い、占いをしてもらう。東西は種市が今年の花見はできるが来年は桜を見ることはできないだろうと言われ激しく落ち込む。坂村堂が見舞いにと東海道名所一覧を持ってくる。それを見た種市は今年なら、と大坂の澪…

本所おけら長屋 十九 畠山健二

…。同時に読んでいた「みをつくし料理帖」シリーズの出来が素晴らしすぎたこともあるが、本作はおけら長屋のシリーズとしてのパワーが少し弱まってしまったように感じた。 松吉お栄が結婚し、次は万造お満の順番だが、そろそろシリーズも終わりに向けて動き出したのだろうか。「みをつくし」シリーズの完結編を読んだばかりの身としては、このシリーズまで完結となるのはあまりに惜しい。次作でのパワー復活を望む。 本所おけら長屋(十九) (PHP文芸文庫) [ 畠山 健二 ]価格: 770 円楽天で詳細を…

天の梯 みをつくし料理帖 高田郁

●天の梯 みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種市、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4編からなる短編集。 結び草―葛尽くし 翁屋の伝右衛門がつる屋へ。吉原へ帰るのを長月としたと語り、その時に鼈甲珠を用意して欲しいと頼むが澪は返事を保留。また柳…

美雪晴れ みをつくし料理帖 高田郁

●美雪晴れ みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種市、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4+1編からなる短編集。 神帰月―味わい焼き蒲鉾 一柳の柳吾に結婚を申し込まれた芳は返事を保留していた。澪は昆布の御隠居から蒲鉾が好きだという話を聞く。佐兵…

残月 みをつくし料理帖 高田郁

●残月 みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種市、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4+1編からなる短編集。 残月―かのひとの面影膳 つる屋に摂津屋が訪ねてきて、又次の最後の言葉の意味を澪に尋ねるが澪は答えなかった。澪は町で偶然早帆と出会い、母…

夏天の虹 みをつくし料理帖 高田郁

●夏天の虹 みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種市、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4編からなる短編集。 冬の雲雀―滋味重湯 澪の気持ちとは別につる屋では新しい料理人を一柳から雇い入れるなど、澪の武家奉公の話が進んでいた。澪はいつもの化け物…

心星ひとつ みをつくし料理帖 高田郁

●心星ひとつ みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種市、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4編からなる短編集。 青葉闇―しくじり生麩 坂村堂がつる屋に房八を連れてやってくる。彼は坂村堂の父が料理番付の行司役の料理屋一柳の店主柳吾だと話す。坂村堂…

小夜しぐれ みをつくし料理帖 高田郁

●小夜しぐれ みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種市、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4編からなる短編集。 迷い蟹―浅蜊の御神酒蒸し 薮入りで健坊がつる屋にやってくる。三方よしの日、つる屋にやってきた種市の元妻お連を種市は殺そうとするが止め…

今朝の春 みをつくし料理帖 高田郁

●今朝の春 みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種市、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4編からなる短編集。 花嫁御寮―ははきぎ飯 美緒に大奥ご奉公の話が持ち上がり、澪は美緒に料理を教えることに。一方小松原が忘れていった紙の中にあったものが地膚…

想い雲 みをつくし料理帖 高田郁

●想い雲 みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種一、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4編からなる短編集。 豊年星ー「う」尽くし つる屋の常連坂村堂が澪の料理を自分の料理人に習わせたいと男を連れてくるが、それはかつて芳の息子佐兵衛と一緒に働いて…

花散らしの雨 みをつくし料理帖 高田郁

●花散らしの雨 みをつくし料理帖 高田郁 つる屋で働く澪は、料理を作り客に振る舞う。名店登龍楼の嫌がらせで店を失ったつる屋だったが、新たな店を構える。店の主人種一、かつての奉公先のご寮さんである芳、青年医師源斉、謎の浪人小松原、幼馴染で吉原のあさひ大夫である野江など周りの人々とともに、澪は様々な困難に立ち向かって行く。 以下の4編からなる短編集。 俎橋から―ほろにが蕗ご飯 前作で火事になったつる屋は新たな店を構える。戯作者清右衛門が店の常連となる。繁盛する店のために新たにふき…

みをつくし料理帖

●585 みをつくし料理帖 2020 前半。原作シリーズ1冊目のストーリーをほぼ忠実にたどる。原作1冊目から 江戸の料理屋つる屋で働く澪。大阪淀川の決壊で両親を失った澪は天満一兆庵の女将芳に拾われ天満一兆庵で奉公するが店が火事にあい、店の若旦那佐兵衛を頼って江戸に出てくる。しかし佐兵衛は行方不明となり、主人嘉兵衛は亡くなってしまう。 澪はつる屋に勤めながら、芳と暮らしつつ天満一兆庵の再建を夢見ている。澪が考えた料理でつる屋は繁盛し、料理番付に名前が載るほどになる。しかし名店登…

八朔の雪 みをつくし料理帖

●八朔の雪 みをつくし料理帖 高田郁 江戸の料理屋つる屋で働く澪。大阪淀川の決壊で両親を失った澪は天満一兆庵の女将芳に拾われ天満一兆庵で奉公するが店が火事にあい、店の若旦那佐兵衛を頼って江戸に出てくる。しかし佐兵衛は行方不明となり、主人嘉兵衛は亡くなってしまう。 澪はつる屋に勤めながら、芳と暮らしつつ天満一兆庵の再建を夢見ている。澪が考えた料理でつる屋は繁盛し、料理番付に名前が載るほどになる。しかし名店登龍楼が店のそばにできたことでつる屋はピンチに陥る。 以下の4編からなる短…